死んでも行くぜ「リトル・ミス・サンシャイン」

  2006年  アメリカ    
 ジョナサン・デイトン   ヴァレリー・ファレス 監督     マイケル・アーント脚本


ロードムービーって見始めが退屈で辛いんですよね。でもそれを過ぎるとめっちゃ面白いんだ。


 ぽっちゃり娘ちゃん。ダサいメガネも可愛いよ。



2007年の79回アカデミー作品賞ノミネート作品。大賞は逃すも製作費約8億で興行収入100億ほどの実績。大ヒットですね。
とてもいい内容でコメディ要素もあり、登場人物の全員に感情移入できる。


ロードムービーは好き。揺れ動く景色、多くの到着場所の風景、出会う人々、それぞれの感情の変化。自分が旅に出ているような錯覚が起こりますね。
でもなかなかお気に入りのロードムービーって少ないんだ。
ひとつあげれば、デヴィッド・リンチ監督の「ストレイト・ストーリー」が大好きですね。次は「サイドウェイ」。今作は三番手に入りました。


今作は、皆クセのある人物ばかりの家族。
離婚、自殺未遂、家族嫌い、ぽっちゃりコンプレックス、ヤク中、連れ子、勝利至上主義、夫婦喧嘩などいろいろな問題やコンプレックスを持っている。


 皆違うものを注文するシーン。家族をよく表現。



とてもバラバラな家族。食事はいつもファーストフード的な料理。会話は下ネタからタブーの質問。相手の話を聞かないで反論ばかり。一気にみんなしゃべってる。
見事な最悪?家族演出であった。


ぽっちゃり娘のコンテストでのサクセスストーリーかと思いきや、結果的にコンテストをぶっ壊す?という暴挙的爽快感へ向かっていく意外性と面白さ。
これは脚本家のコンテスト否定論者によるものかも。でも劇中ではちょい皮肉っぽい演出あれど、否定している表現はない。
出演したほかの参加者は、皆本物の参加者であったそうです。全員ロケに連れて行き本番と同じ演技をさせてたとのこと。
 





クセのある家族は皆印象的だけど、その中で、おじいさんはとても良い役どころでした。
孫の出場する子供美人コンテストに、死んでも行くぞと言って皆を説得して旅に出るが、本当に死んでしまう。
皆に嫌われているが、孫をとても可愛がってコンテストの応援を欠かせない。
コンテストのダンスを教えたのはいいが、バーレスク風のセクシーダンスだったため、大不評を買ってしまう。やっちまったなじいさん。いや確信犯だな。


でもね、家族みんなでステージに上がって踊りまくるシーンは泣けます。


勝利至上主義の父親が、おじいさんの死から変わった。負けることもあるさと悟り、その経験がこれから生きるということを理解して家族がひとつになる。息子の色弱によるパイロットの挫折事件もきっかけになりましたね。


セクシーダンスでコンテスト出入り禁止になった娘に、「おじいさんは誇りに思ってるぞ」とこれまでの旅とコンテスト参加を絶賛する父親も素敵です。


やはりおじいさんが一家をまとめてくれましたね。
ヤクはやってるし下ネタばかりで頑固ものでしたけど。そのギャップがまたよかったね。
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コメント

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毎度です!

昨年初めて劇場で観ました。名作ですね。
ウチも今鶏肉ばかりなので、ガッデム♪ファッキン♪チキン♪と叫びたくなります(汗)

ゾンビマンさん

チキン(^^)体重管理でしたっけ。ドラムたたいて発散してください(^^)
ロードムービーはしみじみ楽しめていいですよね。